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会社の組織が崩壊に向かう3つのポイント

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え?この人が会社辞めるの??とエース級の人が会社を辞めるなんて事があると実は大変な兆候の始まりだったりします。それが「組織崩壊」。ここでは人が辞めていく事での組織崩壊の兆候について解説をしていきます。

 

まず、会社のキーマンが退職する事で組織崩壊の第一歩がスタートします。通常の大手企業であれば長年育てた優秀な人材が沢山いる為、1人、2人が辞めた事ではダメージが少なく組織崩壊するという事はまずあり得ません。

 

会社の組織が崩壊に向かう3つのポイント

では、どのような企業が組織崩壊につながりやすいのでしょうか?

組織崩壊が起こりやすい企業の特徴としては大きく3つあります。

 

1:会社規模が1人~300人規模

2:労働組合の権力が弱い

3:ワンマンやカリスマ経営

 

まず会社規模が300人以下の場合、各部署にキーマンとなる存在の社員が極めて少ない状況であることが多いです。中小企業、ベンチャー企業含めて特定の社員によって会社が機能しており業務過多かもしくは教育体制が整ってない為に後任の社員が成長する機会が損なわれています。

このような企業の場合、中小企業であれば労働組合自体が存在しないケースや、そこそこの規模の会社で労働組合が存在していても「誰も管理する、仕切る文化がない」ために現場の意見が反映されるケースがありません。

 

この時点で、退職者が続いて発生した場合は本来は経営層含めて管理職が組織構成を見直しますがワンマンやカリスマ経営者の場合は「今まで出来ていたんだから変える必要はない」と判断するケースが圧倒的に多く、現場に対する危機感が皆無となります。

 

会社のエース級が退職するという事

いくら仕事ができても企業内で昇進を希望するケースが減ってきています。価値観の多様化、プライベート重視・・・理由は多数ありますが、仕事ができる人ほど「会社と仕事と自分」のマッチ度を重視する傾向が強く、「この会社ダメだな」と思った際にあっさりと辞めてしまいます。

 

昇進や給与交渉で引止めが入るケースもありますが、多くの方が「会社と仕事と自分」のマッチ度となる為、昇進・給与交渉という材料が「素材として弱く」、そもそも興味がないケースが多いのでそのまま退職をしてしまいます。

 

そこで昇進に興味がないエース級のキーマンが辞めていくケースが増えています。

 

リクナビジャーナルにも昇進が興味ない人の心情として以下のような事が記載されてました。

心情1:管理職の仕事は責任が重くて精神的につらそうで、ストレスがたまりそう

心情2:今の給料で十分生活できて満足、無理してまで昇進したくない

心情3:今担当している仕事が好き、変わりたくない

心情4:残業するなどあくせく働かないで、プライベートな時間・生活を満喫したい

心情5:先頭に立って部下を引っ張り、まとめるなんて面倒で精神的にもつらい

心情6:責任と給料のバランスが悪いので、のんびりしたい

心情7;管理職には向き、不向きがあるが、自分は向いていない

心情8:今の管理職に人間的に力がなく、同じようになりたくない

心情9:存在感のあるプロとして働きたい

心情10:マイペースで働きたい

 

エース級の人材が退職する事で生まれる組織崩壊のポイント

エース級の方が退職するという事は前途した企業の場合、組織崩壊に一気に向かう事になります。

 

1:会社規模が1人~300人規模

2:労働組合の権力が弱い

3:ワンマンやカリスマ経営

 

仕事量が増えて、忙しくなる

今までやってきた事が自分に回ってくるので業務量、プレッシャーからストレスがたまります。そして徐々に人が退職していきます。

 

人が入っても辞めていく

仕事量が増え、ストレスが足り始める時期に欠員補充で中途採用が始まります。ですが、教育体制が整わずさらに仕事量が増えて中途で採用した社員が辞めていきます。

 

ベテラン勢が辞めていく

ここまで人が退職する流れが来ると、必ず「ベテラン勢」が一気に退職をします。この時点で業務過多によるストレスが貯まり、残業も増えていくようになりますが、「給料が変わらない」という理由から退職を考え始めます。

業績が良い会社であればなおさらです。業務が増え、人が辞めているのに早々にはボーナス賃金体系は変わりませんからベテラン勢は外に逃げていくのです。

 

大量採用を始める

ここまできても組織(企業)は「人が退職する理由が分からない」といケースも多く、(本当は気付いているが経営層が納得しない)でも人が必要だからと「大量採用」に方向展開します。

ですが大抵の場合、賃金、残業といった労働環境が変わらない為、採用した人材と残っている中堅勢の大量退職も始まる時期です。

 

結果新卒の割合が多くなり、サービスや営業力が落ちて業績が落ちる

大量退職が始まるともう手が付けれません。残されたのは一部の中堅層と新卒だけ。気付けば新卒ばかりをマネージメントする管理職も増えている。

ここまでくると企業のサービス力や営業力に関わるので業績悪化は逃れられません。

 

 

結果、あなたの企業はブラック企業になるよぉお!

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気付いたら新卒のクレーム処理、処理に追われて新たなクレームが発生、クレームが増えて上司から怒られる、結果数字が落ちて「数字を上げろ!!」と詰められる。

 

ブラック企業になる前に、一度あなたの企業の傾向を確認してみましょう。

 

 

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