上司からの評価が良くないのに出世する5つの方法
上司の評価からも良く、給与もそれなりの待遇を得てボーナスも悪くない。でも出世できない人は意外と多いこのご時世。
毎年、期が変わるタイミングで発表される人事発表や組織図。ふと見ると意外なことに「なんでコイツが昇進しているんだ?」「おれより仕事できないのになんで??」と不満に感じる事は良くある話。
上司からの評価が良くないのに出世する5つの方法
会社から課せられるKPIは売上や事務作業の効率化がメインですが、これらのKPIとは本当に出世と比例するのかと言われると現実はそんなに甘くはない。実際の企業内では出世とKPIがどれだけ密接に関係しているかは、出世、つまり今後のキャリアアップを考える上で知っておくには損はありません。
実は競争ルールが存在している
一般社員や主任(チームリーダー)、課長クラス、経営幹部クラス、実はそれぞれに独特の競争ルールが存在しています。
それは今のスキルを身に付けるのにどれだけ時間を要しているかという事です。
実は人事業界ではこれを「卒業基準」と呼ぶこともあります。文字通り、大学や専門学校を卒業して「いつまでにそのスキルを身に付けたか」を図る制度です。ただしこれはテーブル制となっており1のスキルを身に付けたら、次の2のスキルを身に付けるのにどれだけ時間を要しているか、を都度都度見ていく方式です。これが一般社員や主任(チームリーダー)クラスの評価基準です。
さらにもう1つが管理職にふさわしいスキルがあるかをポイントとしている「入学基準」という制度です。管理職としてふさわしい仕事ができるかの能力を見る方式です。
つまり卒業基準が早くて主任(チームリーダー)までの昇進が遅くても、管理職にふさわしい能力が備わっていれば会社は昇進させる方針を取ります。
では、なんで意外な人が昇進できるのか?
昇進できる人、それはお調子者であったり大失敗する人が多かったりします。ここが「なんでコイツが?」という根本です。最初に答えを言ってしまうと「管理職の仕事は一般社員の仕事がまったく異なる」からです。
簡単に例を示すと「言われたことを真面目にきちんとする人」は一般社員として高い評価が得られます。でもどうすれば人が動くのかは自発的に考えないタイプなので管理職に昇進しにくいポジションでもあります。
お調子者や大きな失敗をしている人ほど、上司が嫌っていも「部長以上の役職が良い意味で目を付けている」パターンが多いです。結果、何かプラスの事があれば印象に残りやすく自然と昇進に有利です。
じつはこれをコンピテンシー評価と言います。課長の評価が悪くB判定でも、課長クラスの昇進基準に照らし合わすとA評価だったりします。それが昇進スピードが全く違う理由です。
となると後は部長以上の推薦が付くので課長にしよう、部長にしようと意外な人事選考が行われます。
では、このように好かれていないのに上の人に可愛がられたり、課長クラスの昇進基準でA評価とされる人に特徴はあるのでしょうか。。。
1:とりあえずロジカル
一言で片付けますが理論的思考がある人は昇進しやすいです。何かあってもAだからB、BだからCときちんと説明できるので評価されやす特徴です。
これは日々の「ナゼナゼ?」というトレーニングで高めることが可能です。
2:専門性がある
組織の中で生きていくには「他には負けない専門性」が圧倒的に有利です。MBAのマーケティングや財務、組織論は非常に有利となります。もちろんバックオフィス強化が求められる世の中なのでパワーポイントやエクセルでの数字分析なんかも注目されます。
3:素直さ
人の話を聞ける事、これは部長にも部下にも慕われるキーポイントです。「おれは素直じゃない」と自覚している人は「人の話を聞く」だけを意識すると感覚が研ぎ澄まされて慣れてきますのでお勧めです。
人の話を真剣に聞くだけでも相手への敬意を払う事ができますので評価はグっと上がります。
4:傲慢なところ
幹部候補生を採用する際に、「幹部らしい振る舞いができるか」がチェックポイントになることは多いです。結果、見た目で仕事ができそうかどうかの雰囲気有無がポイントです。
5:一人が平気
何でも1人で動ける事がポイントです。毎日同じ人といるという方は要注意です。1人でいる方には冷静で一歩引いて物事を見れる人が多いです。
出世したければ評価基準を意識せよ!
意識すれば行動が変わるものです。出世は人生のターニングポイントです。残業が増えて手取りが減るという事も多いです。出世はあくまで決裁や給料をよくする手段で自分を演じすぎるのも良くありません。
特に出世が目的となっている方は何が必要なのかを改めて考えてみましょう。